テレビから姿を消した彼が選んだ次なる舞台、それは渡米とニューヨークへの移住だった。言葉も文化も異なる異国の地で、彼は英語を一から学び直し、現地のオープンマイク(素人からプロまでが参加できるステージ)へ殴り込みをかけた。
かつて日本で掴んだ知名度や賞レースの栄冠は、マンハッタンの地下クラブでは一切通用しない。ゼロからの再出発。現在、彼はニューヨークを拠点に、自らの生い立ちや人種ネタ、政治的価値観をネタにした過酷なステージに挑み続けている。現地での激変した生活と挑戦の毎日は、まさに一人のコメディアンとしての剥き出しの生存競争だ。