境内の階段を上っていると、突如として羽を広げた鮮やかな孔雀(クジャク)に出会うことがある。ここでは孔雀やアイガモたちがケージの中ではなく、境内の敷地内を自由に散策しているのだ。
羽を悠然と広げる雄孔雀の美しさは、訪れる者の息をのむ。境内を巡る鳥たちは決して人間を恐れず、参拝客のすぐ脇を平然と通り過ぎていく。寺側が長年にわたり動物たちを優しく見守り、環境を整えてきたからこそ成立する奇跡的な風景だ。鳥たちの鳴き声と風の音が重なり合う空間は、日常の喧騒から離れた異次元のリゾートのような安らぎを与えてくれる。