一時的な対症療法だけでなく、生理前の眠気を根本から軽減するためには、医療機関での治療や生活習慣の改善が欠かせません。
婦人科で広く処方されているのが低用量ピル(経口避妊薬・LEP製剤)です。排卵を一時的に止め、女性ホルモンの急激なアップダウンを抑えてホルモン環境を一定に保つため、PMSに伴う眠気やだるさを大幅に緩和できます。
ピルに抵抗がある方や体質改善を目指したい方には、漢方薬が有効な選択肢です。個人の体質(証)に合わせて以下のような処方が用いられます。
冷えやむくみ、貧血傾向がある方には「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」、イライラや気分の落ち込みが目立つ方には「加味逍遙散(かみしょうようさん)」、頭重感やめまいを伴う眠気には「半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)」などが代表的です。
日々の食生活では、血糖値の急激な変動を防ぐために精製された白砂糖やカフェインの過剰摂取を控え、ビタミンB6(マグロ・カツオ・バナナなど)やマグネシウムを積極的に摂ると神経の興奮やだるさの緩和に役立ちます。