どれほど強力なアタッカーが揃っていても、ボールが届かなければ意味がない。その攻撃陣を自在に操るのが、セッターのアレッシア・オルロだ。彼女のトスワークは、今や世界で最も予測不能と言われている。
ファーストタッチが崩れた場面でも、オルロは身体の軸をブレさせずにバックトスや長距離のミドル攻撃を難なく通す。センターラインを使うサラ・ファーやアンナ・ダネージのクイックは相手ブロックを瞬時に無力化し、両サイドへの展開速度は他国の追随を許さない。相手のリードブロックを完全に翻弄するゲームメイクは、もはやアートの領域だ。