「痛くないからそのうち治るだろう」「上から濃いマニキュアを塗って隠せば大丈夫」と放置するのは非常に危険です。緑膿菌自体は乾燥に弱いため、ジェルを外して爪を完全に乾かせば菌自体の活動は停止しますが、すでに爪に染み込んでしまった緑色の色素沈着は、自然に消えることはありません。
変色した部分を完全に元の状態に戻すには、爪が根元から伸びて生え変わり、変色部位を切り落とすまで待つ必要があるため、自然治癒というよりは「生え変わりによる物理的な解消」となります。
さらに、放置してジェルを付け替え続けたり湿潤環境を放置したりすると、緑膿菌が爪の深層部や爪の下の皮膚(爪床)にまで侵入します。その結果、爪が皮膚から剥がれて浮き上がる「爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)」を併発したり、爪の変形・脆弱化を招いたりして、完治までに半年〜1年以上の歳月を要する事態に発展するリスクがあります。