「塀のない刑務所」松山刑務所大井造船作業場の実態と脱走事件の全貌

「塀のない刑務所」松山刑務所大井造船作業場の実態と脱走事件の全貌

「塀のない刑務所」松山刑務所大井造船作業場の実態と脱走事件の全貌の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。

松山刑務所の本所は、愛媛県東温市見奈良(愛媛県東温市見奈良1243-2)に位置しています。主に犯罪傾向の進んでいない男子受刑者(懲役刑の執行を受ける初犯者など)を収容する施設として、木工・印刷・洋裁などの各種刑務作業や改善指導を行っています。

この本所とは別に、約50km離れた愛媛県今治市大井町に設置されているのが松山刑務所大井造船作業場です。1961年(昭和36年)、民間企業(現在の株式会社新来島どっく)の構内に開設されたこの施設は、周囲を遮る高いコンクリート壁や鉄格子がなく、施錠すら極力行われない「開放型施設」として国内外から注目を集めてきました。

なぜこのような施設が存在するのでしょうか。最大の目的は、出所後の社会生活へ円滑に適応させるための「中間処遇」です。刑務所の閉鎖的な環境に長期間身を置くと、指示待ちの姿勢が定着し、自律性や社会性が損なわれやすくなります。大井造船作業場では、受刑者に自ら判断し行動する責任を持たせることで、高い更生効果と確実な社会復帰を目指してきました。

井上 凛
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井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。