1934年の開設以来、1970年代の改修を経て半世紀近く札幌のスポーツ振興を担ってきた円山陸上競技場ですが、バックスタンドのコンクリート劣化や諸室のバリアフリー非対応など、ハード面の老朽化が顕著になっています。
近年、円山陸上競技場 建て替え計画や大規模リニューアルに関する議論が幾度となく持ち上がってきました。札幌市が策定した公共施設マネジメント方針やスポーツ施設再編計画の最新データによると、巨額の財政支出を伴う全面建て替えよりも、計画的な円山陸上競技場 改修工事による「長寿命化型改修」が優先的に推進されています。
直近数年の間にも、トラック舗装の全面再切削オーバーレイ工事、写真判定装置のデジタル最新化、夜間照明設備のLED化などが段階的に実施されてきました。これにより、第2種公認規格を維持しながら、安全で快適な競技環境が保たれています。利用者の間では「完全新築の近代スタジアム」を望む声がある一方、歴史ある円山独特の緑に囲まれた景観とアクセスの良さを損なわない現実的な延命策が評価されています。