シルバートイプードル最大の魅力であり、飼い主を驚かせるのが成長に伴うドラマチックな毛色変化です。生まれたての子犬は、一見するとブラックのトイプードルと見分けがつかないほど真っ黒な被毛に覆われています。しかし、生後1〜2ヶ月を過ぎた頃から口元や足先の毛を剃ると、根元から明るいシルバーの差し毛が現れ始めます。
この毛色変化は病気や老化ではなく、プードル特有の遺伝的な「退色(フェイディング)現象」によるものです。毛根に含まれるメラニン色素の生成が成長とともに抑制される遺伝子配列を持っており、生後6ヶ月前後で顔まわりから体全体へとシルバーの範囲が広がります。一般的に2歳から3歳頃にかけて本来の毛色が完成し、深みのあるシルバーへと仕上がります。
シルバーの濃淡には個体差があり、黒味が強く残るダークシルバーから、光に透けるような白銀色に輝くプラチナシルバーまで様々です。成長の過程で毛色のグラデーションが日々移り変わる様子を楽しめるのは、シルバーならではの特別な体験といえます。