市川右近の名をお茶の間に決定づけたのは、2019年7月期に放送されたTBS日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』です。主演の大泉洋演じる君嶋隼人の長男・博人役を務めた右近は、学校でのいじめに苦しみながらもラグビーを通じて立ち向かう少年を熱演しました。
父親とのパス練習のシーンで見せた涙の演技や、繊細な心情表現は視聴者の心を強く揺さぶり、放送当時「あの子役は誰なのか」とSNSのトレンドを席巻。歌舞伎を知らない層に対しても、その圧倒的な演技力を見せつける契機となりました。
一方、本業である市川右近 歌舞伎 評判においても、その実力は専門家筋から極めて高い支持を集めています。父・右團次と共演した『連獅子』での仔獅子の毛振りや、『義経千本桜』での気品ある所作は、師匠筋や劇場関係者からも「天性の華とリズム感がある」と絶賛されました。