物語の根幹を支えたのは、シガンシナ区出身の幼馴染3人を演じたキャスト陣の強固な信頼関係でした。過酷を極める世界観の中で、少年期から青年期、そして世界の命運を分かつ選択に至るまでの感情の変化が、見事な声のグラデーションで表現されています。
エレン・イェーガー役の梶裕貴さんは、激情に駆られる少年の叫びから、世界の真実を知り冷徹な覚悟を秘めた大人の声色まで、驚異的な演じ分けを披露しました。エレンという業の深い主人公とシンクロし続けた日々は、まさに役者生命をかけた挑戦そのものでした。
エレンを一途に守り続けるミカサ・アッカーマン役の石川由依さんは、感情を表に出さないストイックなトーンの中に、エレンへの激しい執着と繊細な乙女心を同居させ、唯一無二のヒロイン像を確立しました。また、知略で仲間を導くアルミン・アルレルト役の井上麻里奈さんは、弱音を吐きながらも極限下で芯の通った決意を示す声で視聴者を惹きつけ、劇中のナレーションも一貫して担当しています。
第104期訓練兵団の同期生にも、ジャン役の谷山紀章さん、コニー役の下野紘さん、サシャ役の小林ゆうさん、クリスタ(ヒストリア)役の三上枝織さんなど、確かな実力と個性を兼ね備えた布陣が集結しました。