独自取材によって浮かび上がってきた裏事情。それは、彼が抱く「役者としての強い飢餓感」だ。関係者の証言によれば、アイドルとしての過密スケジュールと、役作りに数カ月を費やす本格的な映画・ドラマ撮影との間で、肉体的・精神的な葛藤がピークに達していたという。
「中途半端な気持ちで役に臨みたくない」というプロ意識の高さゆえ、俳優一本化への傾斜が脱退説として一人歩きしたのが事態のカラクリだ。脱退か残留かという二項対立ではなく、グループとしての絆を保ちつつ役者事業の比重を極限まで高める模索が、水面下で続けられていたのである。