ふたば幼稚園さくら組の担任・上尾ますみは、いつもオドオドとした態度で子どもたちや周囲に翻弄されている。だが、彼女のアイデンティティを根底から覆すスイッチが存在する。それが「メガネ」の着脱だ。一度メガネを外されると視界が遮られると同時に抑圧されたストレスが爆発し、口調は荒々しく変貌、荒ぶる武闘派へと変貌を遂げる。
この極端な二面性のギャップは、視聴者に強烈なインパクトを与え続けてきた。日頃の気弱な姿からは想像もつかない男勝りな発言や、時には敵を圧倒するほどの暴れっぷりは、日常のストレスを代弁するかのような爽快感すら漂わせる。単なるドタバタ劇のパーツではなく、日常に潜む人間の多面的本質を見事に切り取った演出と言えるだろう。