地方都市におけるセレクトショップの役割は、単に服を売ることではない。カルチャーを提示し、コミュニティを形成することにある。ベイブルックはその模範として長年君臨してきた。メンズからウィメンズ、インポートからドメスティック、ハイエンドからミリタリーまで、各店舗が独自のコンセプトを持って立ち並ぶ。
大手ECモールやSNSが全盛を迎える以前から、ベイブルックはブログを通じた情報発信に注力してきた。そこには「仕入れた洋服の熱量を、自分たちの言葉で直接顧客へ届けたい」という強い現場主義が存在する。現場の販売員がカメラを構え、自らモデルとなり、生地の質感や着心地を綴るスタイルは、創業当時から変わらない「対面接客の温もり」をデジタル上に再現した試みと言える。