透明なゼリー層越しに観察できるアカハライモリの発生過程は、生物学の教科書を見るような感動を与えてくれます。日々の変化は目覚ましく、生命の息吹を間近で実感できる貴重な時間です。
- 初期分裂(1〜3日目): 卵黄が分割を開始し、表面に細かい皺のような溝が形成される。
- 神経胚期(4〜7日目): 球形だった胚が細長くなり、落花生のような形へと変形。頭部と尾部の区別がつくようになる。
- 器官形成期(8〜12日目): Cの字型に体を丸め、側頭部に小さなフサフサとした外鰓(がいさい)の芽が出現する。心臓の鼓動も確認可能。
- 孵化直前(13〜20日目): 透明な被膜の中で胚が体全体を力強くくねらせる。目や色素もしっかりと確認できる状態になる。
孵化が近づくと、卵の被膜が酵素によって消化され、薄く柔らかくなります。内側からの力強いノックによって被膜が破れ、小さな幼生が勢いよく飛び出します。