2017年、小浪次郎は活動の拠点を東京からニューヨークに移した。この大胆な決断は、彼のクリエイティビティに新たな多角性を与えることとなる。
ニューヨークの街頭で研ぎ澄まされた人間観察
異国の地であるニューヨークは、多様な人種とカルチャーが激しく交差する都市だ。言葉の壁や文化の違いに直面しながらも、彼はカメラを手に街へと飛び出した。東京時代よりも荒々しく、しかしどこか孤独を感じさせる都市の風景。多国籍な人々との遭遇を通じて、彼の視線はより多面的かつ客観的な深みを増していった。
agnès b. ギャラリー展示で見せた最新の境地
自身の生まれ年を冠したプロジェクトや、東京のアニエスベー ギャラリー ブティックで開催された展示など、渡米後の作品発表は常に高い注目を集めている。ストリートで培った直感的な撮影アプローチに、異郷で培われた客観性が融合。境界線を軽々と飛び越える独自の美学は、海外の写真コレクターやクリエイターからも熱狂的な支持を受けている。