誤った噂とは切り離して、風間トオルという人物の実像を見ると、むしろそちらの方がずっとドラマチックだ。風間トオルは5歳のときに両親が離婚し、父親に引き取られたが、その父親がやがて姿を消し、祖父母に育てられた。祖父が認知症で要介護状態になり、家計を大きく圧迫していった。
極貧とも言える幼少期を過ごしながら、モデルとしてスカウトされ、そこから俳優として大成した。その軌跡は、安易な噂話よりもよほど深みがある。風間トオルには子供がいないが、愛犬がいて2001年から一緒に生活していた。家族というかたちにこだわらず、自分なりのスタイルで生きてきた人間の強さが、そこには透けて見える。