激変する大学広報マーケティングの現場において、USPを軸に見事なポジショニングを確立した代表的な大学事例を紹介します。
代表的な事例の一つが金沢工業大学です。同校は「教育付加価値日本一」「面倒見の良い大学」という強固なUSPを掲げ、24時間利用可能な自習室や徹底したプロジェクト学習(プロジェクトデザイン教育)を導入しました。その結果、全国の高校教員からの圧倒的な信頼を獲得し、手厚いキャリア支援と高い実就職率で選ばれ続けるブランドを築き上げました。
また、国際教養大学(AIU)は「すべての授業を英語で実施」「1年間の海外留学を義務化」「1年間の全寮制」という極めて具体的かつ尖ったUSPを提示し、地方公立大学でありながら全国トップクラスの難関校へと駆け上がりました。さらに、近畿大学による「実学教育と近大マグロに代表される研究成果の大胆な発信」や、昭和女子大学の「全学部対象のキャリア接続型教育と実就職率の圧倒的実績」など、成功している大学はいずれも受験生が将来の姿を具体的にイメージできる明確な強みを持っています。