妊娠力を高める生活習慣の基本は、無理なダイエットを避け、適正体重(BMI 18.5〜24.9)を維持することから始まります。体脂肪率が極端に低すぎると排卵が止まりやすく、逆に肥満傾向にあるとインスリン抵抗性などから卵子の質や着床に悪影響を及ぼすためです。
食事面では、細胞分裂を助け胎児の神経管閉鎖障害を予防する葉酸(1日400μgの補給が推奨)をはじめ、着床環境に関与するビタミンD、赤血球の材料となる鉄分、卵子や精子の原料となる良質なタンパク質を毎食バランスよく摂取することが重視されます。
また、自律神経の安定も見逃せません。強いストレスや睡眠不足が続くと、脳の視床下部から出る生殖ホルモンの指令が乱れ、排卵障害を引き起こす原因になります。夜更かしを避けて質の高い睡眠を確保し、趣味やリフレッシュの時間を設けて心身の緊張をほぐすことが、巡り巡って妊娠しやすい体内環境をつくります。