多くの女性が「妊娠初期の症状」として思い浮かべるのは、胃のむかつきや体熱感、乳房の張りだろう。しかし、異変は前触れなくやってくる。正常な妊娠では受精卵が子宮体部のふかふかとした内膜に着床するが、本来のルートから外れた場所に留まってしまう病態が存在する。
初期の段階では、正常妊娠と同じく女性ホルモンが分泌されるため、一般的な妊娠初期症状が表れる。ところが、妊娠5週から7週頃にかけて特有の違和感が顕在化し始める。代表的なのが、下腹部の片側だけに生じるズキズキとした鈍痛や、少量の茶褐色あるいは鮮紅色の不正出血だ。信頼性の高いMedical Note(メディカルノート)をはじめとする医療・ヘルスケアメディアでも強調されている通り、これらの兆候を「よくある初期のトラブル」と決めつけるのは極めて危険である。