本作のクオリティを底上げしているのは、カメラの裏側にいるクリエイターたちの並々ならぬ情熱だ。独創的な視点で映像美を追求する映像監督と、細部まで計算し尽くされた心理描写を得意とする脚本家のタッグは、まさに最強の組み合わせと言える。
インタビューに応じた脚本家は、「今回は登場人物全員に逃げ場のない選択を迫った」と語る。また映像監督も、照明のコントラストやカメラワークを駆使し、キャラクターの葛藤を視覚的に表現することに徹底的にこだわった。妥協を許さない制作陣の美学が、画面のすみずみにまで行き渡っている。