今回の報をきっかけに、父であり偉大な俳優であった松田優作の足跡に改めてスポットが当たっている。東映の骨太なアクション映画で鮮烈なデビューを果たし、日本の映像界に革命をもたらした男。ニヒルな笑みと規格外の存在感は、今なお多くの表現者たちに多大な影響を与え続けている。
代表作として名高いドラマ『探偵物語』での軽妙洒脱かつスリリングな演技は、テレビドラマの概念を塗り替えた。型破りなハードボイルドスタイルを確立する一方で、深い人間愛や葛藤を描くヒューマンドラマにおいても類まれな才能を発揮。スクリーン越しに放たれる熱量は、没後長い年月が経過した現在でも色あせることはない。