旋風の原点となったのは、間違いなく「オトナブルー」の首振りダンスだ。TikTokで数億回を超える再生数を叩き出し、一気に全国区のスターダムへと押し上げた。この楽曲のヒットによって、日本の音楽業界全体が彼女たちの動向に注目することとなる。
だが、急激な大ヒットは常に諸刃の剣だ。「オトナブルー」の記号性が強すぎたため、世間の目は「SUZUKAの個性」に極端に傾斜した。個人のタレント性がグループ全体を食いつぶしてしまう現象は、過去のダンス&ボーカルグループでも度々見られたパターンだ。バラエティ番組での単独出演が増えるにつれ、「ソロ転身のための布石ではないか」という噂がひとり歩きし始めたのは自然な流れとも言える。