今でこそ「温厚な知識人」「日本一の司会者」としてのイメージが定着しているタモリですが、その若い頃の経歴は極めて異色かつアヴァンギャルドでした。
福岡県立筑紫丘高校を経て早稲田大学に進学したものの除籍。地元・福岡へ戻り、保険会社の営業マンやボウリング場の支配人として働いていました。そんな彼がジャズ喫茶で披露していた即興芸の面白さが、伝説のジャズピアニスト・山下洋輔らの目に留まります。
その後、漫画家の赤塚不二夫に「お前は面白いから居候しろ」と東京へ招かれ、赤塚の自宅で長期間同居。赤塚の全面的なバックアップを受け、アイパッチをトレードマークに「四カ国語麻雀」や「イグアナのモノマネ」といった過激な密室芸で深夜テレビに登場し、一躍サブカルチャー界の寵児となりました。