近年のスマートフォンに標準搭載されている「ナイトモード(夜景モード)」は、複数枚の写真を瞬時に連写・合成してダイナミックレンジを広げる強力な機能です。しかし、すべてをオート任せにするのではなく、手動で露出補正をかけることで仕上がりの品位が劇的に向上します。
【iPhoneでの実践手順】
画面内の最も明るい光源(ビルの明かりやネオン)を一度タップしてフォーカスを合わせます。フォーカス枠の横に表示される「太陽マーク」を指で下方向にスワイプし、露出を「-0.7〜-1.3EV」程度落とすのがポイントです。これだけで看板の文字やイルミネーションの鮮やかな色彩がくっきりと蘇ります。暗所では画面左上の「黄色いナイトモードアイコン」をタップし、露光時間を手持ちなら2〜3秒、固定できる環境なら最大秒数に設定します。
【Androidでの実践手順】
GalaxyやGoogle Pixel、AQUOSなどの主要端末では、撮影モードを「夜景」「夜景モード」に切り替えます。iPhoneと同様に明るい部分をタップして露出スライダーを下げます。さらに設定メニューから「RAW保存」を有効化しておくと、撮影後に明暗差を微調整する際の画質劣化を最小限に抑えられます。