トラブルを未然に防ごうと、ペアレンタルコントロール機能やGPS監視アプリを導入する家庭も多い。しかし、現場の教育関係者やITジャーナリストは、行き過ぎた「監視」が逆効果を生んでいると警鐘を鳴らす。
デジタルネイティブである現在のティーンエイジャーは、大人が考える以上にITリテラシーが高い。親の監視をすり抜けるための隠しアプリや、ブラウザの履歴を残さない技術をSNS上で情報交換し、容易に共有し合っている。親が締め付けを強めれば強めるほど、子供はより深く、親の目が絶対に届かない「地下空間」へと潜伏する。監視によって得られるのは張り詰めた緊張感と見せかけの安心感だけであり、心を通わせる対話が失われれば、子供が真に追い詰められた際、親に助けを求める選択肢そのものが消滅してしまう。