彼女の啓発活動は、個人のタレント活動の域をはるかに超えていた。厚生労働省が主催するイベントや、公益財団法人エイズ予防財団が展開する「レッドリボン運動」にボランティアとして積極的に参画。渋谷の街頭に自ら立ち、若者たちに直接パンフレットや予防具を手渡しながら、検査の重要性を訴え続けた。
当時、上から目線の説教になりがちだった行政のキャンペーンにおいて、彼女の存在は唯一無二だった。若者と同じ目線に立ち、恥ずかしがらずに性感染症について語りかける姿勢は、医療・公衆衛生業界に新鮮な衝撃を与えた。行政関係者からも「彼女ほど若者の心に届く言葉を持った啓発者は後にも先にもいなかった」と高く評価されており、その貢献度は現在も専門家たちの間で語り継がれている。