騒動が表面化した時期は、競技者としての現役引退や新たなキャリア模索のタイミングと重なっていた。長年にわたり象徴として牽引してきた日本体操協会にとっても、またクリーンなイメージを掲げて契約を結んでいた多くのスポンサー企業にとっても、対応に窮する事態となった。
メディア消費が過熱する中で、芸能スキャンダルとして好奇の目に晒される側面と、スポーツ界に残した不滅の功績をどう切り離して判断すべきか。スポーツジャーナリズムの現場でも、個人のプライバシー報道とパブリックイメージの境界線を巡り論争が巻き起こった。