ニセコや富良野にとどまらず、札幌市内および近郊エリアへの外国人旅行者数は過去最高を更新し続けている。だが、単に「英語が話せる」だけのスタッフでは、高度化・多様化する富裕層旅行者のニーズに対応しきれないのが現在のリアルだ。
こうした現場の悲鳴に応える形で、観光学部のカリキュラムは劇的な進化を遂げた。学生たちは在学中から大手ホテルチェーンや観光協会、ツアーオペレーターと協働し、実際の旅行商品開発やマーケット分析に携わる。教室で教科書をめくる時間よりも、地域資源を掘り起こし、外国語でプレゼンテーションを行う時間の方が圧倒的に長い。この泥臭いまでの実践力こそが、業界関係者を唸らせる最大の理由だ。