スマートフォンの画面越しに映る自分の顔。それが若者たちの日常だ。近年、TikTokやInstagramといった画像・動画共有プラットフォームでは、高画質な無加工フィルターや超至近距離の自撮り動画がトレンドとなっている。こうした背景から、以前なら気にも留めなかった口元のわずかな影やラインに過剰な視線が集まるようになった。
現役の高校生たちに話を聞くと、「インフルエンサーのツヤ肌と自分の顔を比べて落ち込む」「ノーマルカメラで撮られた写真を見ると、ほうれい線がくっきり見えてショック」といった本音が次々と飛び出す。デジタル画像に対する感度が高まったからこそ生じた、新たな現代病とも言える現象だ。