ゾルディック家の長男イルミが幻影旅団のNo.11として参加した事実は、世界中のファンに強い衝撃を与えた。「ヒソカから依頼された」「自分が殺されたら報酬が支払われる婚約指輪(エンゲージリング)のような契約」と語るイルミの言葉。歪んだ信頼関係か、それとも互いの利益が一致しただけの冷酷なビジネスか。ふたりの間に流れる空気は、常人の理解を超えている。
イルミという超一流の殺し屋を旅団に送り込むことで、ヒソカは何を目論んでいるのか。旅団内部の撹乱か、それとも自身を追い詰めるための最高のスパイスなのか。いずれにせよ、この異質な二人の関係性が船内の人間関係をさらに複雑化させていることは間違いない。誰が誰を裏切り、誰が最後に生き残るのか。一瞬の油断も許されない心理戦が展開されている。