大学と自治体、そして地元医師会との連携は、単なる形だけのものではない。呉キャンパスの学生たちは、市の健康増進イベントや予防医療のプロジェクトに企画段階から参画している。行政のリアルな課題解決にコミットすることで、社会人としての当事者意識が早期に芽生えるのだ。
「実習室で学ぶことと、地域に出てお年寄りの笑顔や困り顔を見るのとでは、学びの深さが全く違う」と、ある薬学部の学生は語る。地域住民にとっても、若い世代との交流は活力の源となっており、大学がコミュニティのハブとして機能している様子がうかがえる。