序盤の波乱を乗り越えた『ドラゴンボール超』は、シリーズが進むにつれて目覚ましい進化を遂げていきます。特に中盤以降の「“未来”トランクス編」、そして物語のクライマックスである「宇宙サバイバル編」に入ると、作画と演出のクオリティは完全に別次元へとシフトしました。
この大転換を支えたのが、実力派アニメーター陣の本格投入と体制の再構築です。トップアニメーターである志田直俊氏や高橋優也氏らが手掛けた戦闘パートは、旧作『ドラゴンボールZ』の荒々しくも重厚なタッチと現代のデジタルエフェクトが見事に融合し、世界中のファンを熱狂させました。第130話「空前絶後の超決戦!究極のサバイバルバトル!!」で見せた身勝手の極意・孫悟空とジレンの超高速バトルは、テレビアニメの限界を超えた「神作画」として歴史に刻まれています。
そして、その技術と制作ノウハウの集大成となったのが、2018年公開の劇場版『ドラゴンボール超 ブロリー』です。総作画監督に新谷直大氏を迎え、線の要素を整理した柔らかなフォルムから繰り出されるダイナミックなアクションは、国内外で「アニメーション史に残る傑作」と絶賛され、世界興行収入135億円を超えるメガヒットを記録しました。