食の風景にも新しい風が吹いている。古都の伝統と若手シェフのクリエイティビティが融合した、新しいガストロノミーの潮流だ。
京都の伝統的な精進料理の思想を継承しながら、地元産の有機野菜を大胆に使ったモダンヴィーガンレストラン。奈良の豊かな大和野菜と伝統食材を再解釈したイノベーティブなローカルフレンチ。どちらも単なる流行を狙ったものではなく、土壌と水、そして歴史的背景への深い敬意に基づいている。
夜の街を彩るのは、両都市で盛り上がりを見せるクラフトビールと日本酒のバーだ。京町家を改修した醸造所で味わうオリジナルビールや、奈良の老舗蔵元が手掛ける芳醇な生酒。職人たちの情熱が注がれた一杯は、1日の旅の余韻を優しく深めてくれる。