『'83冬』の別れを最後に、こごみは『北の国から』の物語から完全に退場します。その後の消息が作中で具体的に語られることはありませんでしたが、五郎の心には消えない爪痕を残しました。
黒板五郎の人生には、前妻の令子をはじめ、こごみ、後に登場する井関アイ(美保純)など、何人かの女性が関わります。その中でもこごみとの恋は、「男として最も情熱的に惚れ、最も無力さを突きつけられた恋」でした。
こごみとの別れを経たことで、五郎は富良野の大地に腰を据えて生きる覚悟をより深め、子どもたちを守る父親としての人間的な器を広げていくことになります。