勝負師としての全盛期、彼女は新たな表現の場を見出す。それが執筆活動だった。出版業界に彗星のごとく現れた彼女は、ペンネームや本名で次々と話題作を発表。中でも講談社から刊行された『女流棋士殺人事件』は、自身の置かれた世界を舞台にしたミステリー小説としてベストセラーを記録した。
現役のプロが描くリアルな裏側とスリリングな展開。その文章センスは専門家からも高く評価され、彼女は単なる「タレント棋士」の枠を完全に超えていった。近年ではこれらの作品がAmazon Kindleなどの電子書籍プラットフォームでも復刻され、若い世代の読者によって再発見されている。