初代『機動戦士ガンダム』に登場するハロの正体は、主人公アムロ・レイが自ら製作・カスタマイズしたペットロボットです。サイド7の自宅で機械いじりに没頭していた内向的な少年アムロが、市販されていた球体トイをベースに高度なAI回路やセンサーを組み込んで完成させました。コミュニケーションが苦手だったアムロにとって、ハロは心を許せる唯一の相棒だったという開発経緯が存在します。
設定上のサイズは直径約40cm(バスケットボールより一回り大きいサイズ感)で、重量は約2.4kg。手足を引っ込めた完全な球体形状をしており、内蔵されたモーターとカウンターウェイトの移動によって地面をポコポコとバウンドしながら自走します。無重力空間のホワイトベース艦内では、頭部の左右カバーを羽のようにパタパタと羽ばたかせて空間を泳ぐように移動する姿が印象的でした。
初期のハロが発するセリフは「アムロ、ゲンキ?」「ハロ、オハヨウ」「ガンガル、ガンガル」といったカタカナ混じりの片言が中心でした。しかし機能面は極めて優秀で、簡易的な会話機能だけでなく人間の脳波レベル測定機能を搭載していました。作中ではフラウ・ボゥの精神状態をモニタリングして励ますなど、後のニュータイプ描写の萌芽を感じさせる驚くべきハイテク機器として描かれています。