2000年代初頭の日本のメディアは、まさに百花繚乱のグラビア戦国時代だった。その渦中に彗星のごとく現れ、シーンの頂点へと一気に登り詰めたのがMEGUMIである。当時、イエローキャブやサンズエンタテインメントを率いた名物プロデューサー・野田義治氏の薫陶を受け、彼女は持ち前のダイナミックな魅力で世間の視線を独占した。
講談社や集英社が発行する主要男性週刊誌、コミック誌の表紙を彼女が飾らない週はなかった。だが、彼女が異彩を放っていたのは、単にビジュアルの完成度が高かったからではない。カメラの前で見せる大胆なポージングの裏で、バラエティ番組に出れば大御所芸人相手に一歩も引かないテンポで切り返す。グラビアアイドルという記号に安住せず、自らの言葉と意志を持った一人の人間としてメディアに対峙していた姿勢こそが、同世代の女性層からも熱烈な支持を集めた決定的な要因だった。