ネット上の掲示板やSNSでは、一部タレントの口元に対して「歯が便器のように真っ白で違和感がある」「ガムを噛んでいるように見える」といった辛辣なコメントが散見されます。審美歯科業界で「マットホワイト」と呼ばれる極端に明度が高いシェード(色調)は、スタジオの強烈な照明下では映えるものの、日常の光の下では顔立ちから浮いて見えてしまう弊害を抱えています。
さらに深刻なのは、見た目だけでなく機能面での不具合による後悔です。実際に、お笑い芸人やタレントがYouTubeやラジオ番組で「若い頃に勢いで前歯を全部差し歯にした結果、噛み合わせがおかしくなった」「歯茎が黒ずんで激痛が走り、数百万円かけて再治療した」と赤裸々に告白するケースが近年急増しています。
なぜこのような差し歯のやり直しが必要になるのでしょうか。主な原因は、歯根膜への過度な負担、不適切な噛み合わせ設計、そして経年劣化による歯肉退縮です。歯茎が痩せると被せ物の境目が露出し、ブラックマージンと呼ばれる黒ずみが生じるため、平均して10年〜15年のスパンで再製作や根管治療のやり直しを迫られる現実があります。