企画の原点は、突如として舞い込んだひとつのハプニングだった。元々は犯人探しや事件解決のサスペンス風ドラマ仕立てで進む演出の中で、疑いをかけられた方正が恐怖のドン底に突き落とされるリアクションを引き出すための仕掛けに過ぎなかった。しかし、威圧感あふれる蝶野正洋が部屋の扉を蹴破って現れた瞬間、スタジオの空気は一変した。
新日本プロレスで百戦錬磨の闘いを見せてきた本物のレスラーが放つ圧迫感。それに対する山崎邦正の逃げ場のない狼狽ぶり。ダウンタウンをはじめとする共演者たちが笑いを必死に耐える中で放たれた強烈な平手打ちは、バラエティ番組の歴史に新たな爆破スイッチを押したのだ。最初は単発の演出だったものが、視聴者からの凄まじい反響を受けて毎年恒例の目玉企画へと進化を遂げていった。