羽生善治の歩んだ軌跡は、まさに少年漫画の主人公を地で行く圧倒的なスピード感に満ちています。彼のキャリアの原点と、全盛期の凄まじい足跡を整理しました。
【羽生善治・若き日の経歴年表】
・1985年(15歳):加藤一二三、谷川浩司に続く史上3人目の「中学生棋士」としてプロデビュー。
・1989年(19歳):竜王戦で島朗竜王を破り、初タイトルとなる「竜王」を獲得。
・1993年(23歳):五冠(竜王・棋聖・王位・王座・棋王)を達成。
・1994年(24歳):名人位を獲得し、史上初の「六冠王」へ。
・1996年(25歳):谷川浩司王将を破り、将棋界史上初となる「七冠独占(全タイトル制覇)」の偉業を達成。
特にファンを震撼させたのが、その全盛期の勝率です。トップ棋士同士が鎬を削る過酷なタイトル戦を戦い続けながら、1995年度には46勝9敗・勝率.836という驚愕の数字をマーク。年間の勝率が8割を超えること自体がプロの世界では奇跡的ですが、防衛戦と挑戦手合を同時にこなしながらこのアベレージを叩き出した記録は、将棋史における不滅の金字塔として今も燦然と輝いています。