山口市の中心部に位置する湯田温泉は、白狐が傷を癒やしたという幻想的な開湯伝説を持つ。室町時代、京の都に倣った街づくりを進めた武将・大内弘世の時代から、この地は文化と交通の要衝として栄えてきた。現代の街並みには近代的なホテルや飲食店が立ち並ぶが、一歩足を踏み入れれば、豊富な湯量を誇る自家源泉の温もりが街全体を包み込んでいる。
湯田の最大の自慢は、肌にやさしくまとわりつくようなアルカリ性単純温泉の質だ。「美肌の湯」として広く知られ、クレンジング効果と保湿効果をあわせ持つ湯は、長時間の入浴でも疲れにくく、女性客を中心に絶大な支持を得ている。足湯施設が街の随所に整備されているため、散策の途中で気軽に手足を温められるのも大きな魅力だ。