北朝鮮国営メディアの画面構成は、極めて意図的にコントロールされている。朝鮮中央通信(KCNA)や朝鮮中央テレビ(KCTV)の最新アーカイブを精査すると、異変は明白だ。軍事パレード、重要記念式典、外交レセプションのひな壇から、リ・ソルチュ氏の姿は段階的に取り除かれてきた。
国際社会の報道・ジャーナリズムがこの現象に注目するのは当然だ。韓国国家情報院(NIS)の最新分析でも、彼女の動静に関する問い合わせが急増している。一時期囁かれた「健康悪化説」や「不和説」は表層に過ぎない。現地情勢に通じた専門家たちは、権力内部で周到に練られた「役割の縮小と移行」が進んでいると指摘する。