現在、日本の人間ドック受診者のうち、約3割に脂肪肝が見つかると言われています。その中でも特に問題視されているのが、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)への移行です。単なる「脂肪が溜まっている状態」から、肝細胞が壊死し、繊維化が進む「炎症状態」へと悪化するこの病気は、自覚症状がほぼゼロのまま進行します。
「お酒を飲まないから私は安全」という昭和・平成の常識は、2026年の今、完全に崩壊しました。炭水化物と脂質の過剰摂取、そして運動不足が重なれば、誰でもNASHを発症し、数年後には肝硬変、さらには肝がんへと直結するルートを辿ることになります。