野外で採取したノビルを手にした際、まず疑問に思うのが「加熱せずにそのまま食べられるのか」という点です。結論から言うと、ノビルは生のままでも安全に食べられます。地下にある白い球根部分(鱗茎)は小気味よいシャキシャキとした食感があり、噛むほどにエシャロットや島らっきょうのような刺激的な辛味とコクが口いっぱいに広がります。
一方で、自生している環境や収穫時期によっては辛味がかなり強く、人によっては胃に刺激を感じるケースもあります。辛味が強すぎると感じた場合は、以下の簡単な手順で辛味抜きを行ってください。
最も手軽なのは、根の球根部分を薄切りやみじん切りにしてから冷水に5分〜10分ほどさらす方法です。辛味成分である硫化アリルが水に溶け出し、マイルドな口当たりに変化します。また、軽く塩もみをして数分置き、出てきた水分を絞るだけでもカドが取れて食べやすくなります。火を通すと辛味が甘みへと劇的に変化するため、辛さが苦手な方は炒め物や汁物の具材として活用するのが賢い選択です。