桑島智輝と安達祐実の出会いは、2013年9月に刊行された安達祐実の芸能生活30周年記念写真集『私生活』の撮影でした。これが二人の馴れ初めとなります。当時、子役出身の実力派女優として脱皮を図っていた安達祐実の生々しい表情と存在感を、桑島智輝は鮮烈に捉え、作品は大きな話題を呼びました。
この撮影を通じて距離を縮めた二人は、2014年11月に結婚。その後、桑島智輝は「妻である安達祐実を毎日撮影する」というライフワークを開始します。朝起きた瞬間から食事中、移動中、就寝前に至るまで、365日カメラを向け続ける生活は、単なる家族写真の枠を超えた芸術的ドキュメンタリーへと昇華していきました。
その集大成として発表されたのが、以下の代表的な桑島智輝 写真集シリーズです。
- 『我我(がが)』(2019年刊行):結婚から約5年間、約3万9000枚に及ぶ写真の中から厳選された日常をまとめた一冊。夫婦の生々しい対峙が反響を呼ぶ。
- 『我旅我行(がたびがこう)』(2026年刊行):国内外の旅先で撮影された安達祐実の表情を収めた、続編となるビジュアルブック。
桑島智輝 我我や桑島智輝 我旅我行で見せた独自の作家性は、アート界からも絶賛され、夫婦でありながら表現者とミューズ(表現のインスピレーション源)として共鳴し合う理想的な関係と見なされていました。