現地を訪れる旅行者が最も恐れるのが「ぼったくり」や「犯罪被害」の実態です。SNS上では過度な脅威論や根拠のない楽観論が散見されますが、実際の被害手口を客観的に分析すると、決まったパターンが存在していることが分かります。
長年報告され続けている典型的な手口が「トランプ詐欺(いかさま賭博)」と「睡眠薬強盗」です。アヤラセンターやSMモール、夜のバー周辺で「日本に親戚がいる」「日本語を勉強している」と親しげに声をかけてくる現地人グループには最大限の警戒が必要です。仲良くなったフリをして自宅や密室に誘い込み、トランプゲームで多額の現金を脅し取ったり、ドリンクに睡眠薬を混入させて意識を失わせた隙にクレジットカードや全財産を奪う手口は、2026年現在も被害報告が絶えません。
また、ビキニバーやローカルクラブにおける「伝票の水増し(ぼったくり)」も古典的な手口です。頼んでいないレディースドリンクが大量に伝票に付けられていたり、会計時に法外なサービス料を上乗せされるケースが後を絶ちません。これらのトラブルを完璧に回避するための鉄則は以下の通りです。
【被害を未然に防ぐ決定的な防犯ルール】
・野良の客引き・流しのタクシーを完全排除する:移動は100%「Grab(配車アプリ)」を利用し、車内トラブルや高額請求のリスクを遮断する。
・見知らぬ人物から提供された飲食物に一切口をつけない:グラスから目を離した場合は、新しいドリンクを注文し直す。
・伝票は注文ごとにその場で確認する:KTVやバーでは、レディースドリンクのコースターや伝票の小計をこまめにチェックする。
・多額の現金や高級品を持ち歩かない:必要最低限の現金(3,000〜5,000ペソ程度)と予備のクレジットカード1枚のみを携帯し、高級時計や貴金属は身につけない。