SNSや大手レシピサイト、農業関係者のコミュニティを独自取材・分析したところ、さつまいものつるに対する消費者のリアルな反応には明確な傾向が見られる。
直売所で購入したユーザーや家庭菜園愛好家からは、「フキよりも筋が取りやすく、食感が格段に心地よい」「子どもが『このきんぴら美味しい』とおかわりした」「捨てていた過去を後悔するレベルの美味」といった絶賛の声が多数を占める。特に2026年以降、物価高に伴う野菜価格の上昇を背景に、「芋を収穫した後のボーナス食材」として楽しむ層が急増している。
一方で、ネガティブな意見として最も多いのは「とにかく筋取りに時間がかかり、爪が真っ黒になった」「下処理の面倒さに心が折れかけた」という作業負荷への不満だ。これに対し、現役のサツマイモ農家からは「太いつるだけを選別して茹で剥きにする」「先端の柔らかい若芽だけを摘んで葉ごと炒め物にする」といった現場ならではの合理的な知恵が寄せられている。全量を完璧に処理しようとせず、部位に合わせて割り切ることが継続的な活用の秘訣と言える。
また、かつての品種に比べて現代のサツマイモはアクが少なく改良されており、葉柄専用品種(「すいおう」など)でなくても十分に美味しく食べられる点が、昔の記憶との決定的なギャップを生んでいる。