恋愛トラブルの当事者たちが寄せる実体験やコミュニティの声(知恵袋、SNS、取材メモ)を精査すると、三角関係が個人の恋愛感情を超え、所属するコミュニティを巻き込んで崩壊していく生々しい実態が浮かび上がってきます。
特に被害が甚大になりやすいのが職場における三角関係です。同じ部署や取引先を巻き込んだ関係では、業務上の報復やあからさまな情報遮断が発生するケースが後を絶ちません。取材に応じた20代後半の女性会社員は、同僚男性を巡って先輩女性と三角関係に陥った当時の状況を次のように述懐しています。
「最初は単なる噂話レベルでしたが、徐々に業務の引き継ぎで嫌がらせを受けたり、周囲が気を遣ってフロアの空気が凍りつくようになりました。最終的には居場所がなくなり、私自身が他部署への異動願を出す羽目になりました。失ったのは恋愛のチャンスだけでなく、築き上げてきた社内での信頼とキャリアでした」
また、友達同士の間で発生する三角関係も深刻です。「親友と同じ人を好きになってしまった」という相談は恋愛相談の定番ですが、全国調査データが裏付けるように、約3割のケースで関係修復が不可能となり絶縁に至っています。
友情を優先して身を引いた側も「諦めきれずに悔しさが残る」一方、恋を選んで相手と結ばれた側も「親友を裏切ったという罪悪感」に苛まれ、結果的にグループ全員が疎遠になる後味の悪い結末を迎えるケースが圧倒的多数を占めています。