レギュラーとハイオクの違いは?価格差の真相と誤給油リスクをプロが徹底解説

レギュラーとハイオクの違いは?価格差の真相と誤給油リスクをプロが徹底解説

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クルマ好きの間で昔から囁かれてきたのが「レギュラー仕様の車にハイオクを入れると、馬力が上がって燃費も伸びる」という説です。しかし、現代の電子制御ガソリンエンジンにおいて、この期待はほぼ当てはまりません。

レギュラー仕様車のエンジンコンピューター(ECU)は、最初からオクタン価90程度の燃料で最も効率よく燃焼するように点火タイミングがセッティングされています。そこにオクタン価の高いハイオクを投入しても、点火時期をさらに進角(早める)制御を行わない限り、エンジン出力への影響はほぼゼロです。馬力が大幅にアップするような現象は物理的に発生しません。

一方、注目されるのがハイオク洗浄剤効果です。ハイオクに含まれる清浄分散剤は、燃料噴射ノズル(インジェクター)や吸気バルブ周辺に付着した未燃焼カスを徐々に溶かして落とす効果を持っています。多走行車や直噴エンジン車の場合、数千キロ連続して給油することで吸気系のコンディションが回復し、新車時の燃費に近づくケースは確認されています。

とはいえ、燃費と価格差の比較を行うと、経済的なメリットは望めません。ハイオクによる燃費改善率が仮に1〜2%程度あったとしても、燃料単価が約6〜7%高くなるため、トータルのガソリン代は確実に上昇します。「エンジンの内部洗浄を目的としたメンテナンス」と割り切る場合を除き、日常的な給油でレギュラー車にハイオクを入れるのは家計にとって明白なオーバースペックです。

松本 悠斗
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松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。