ヘアカラー後の満足度を大きく左右するのが「色落ち(退色)の美しさ」です。アッシュ系や寒色系カラーが退色時に黄色っぽく抜けやすいのに対し、ワインレッドは赤色の色素粒子が髪内部にしっかりと定着するため、色落ちの過程も品よく楽しめる特徴があります。
一般的な色落ちのタイムラインは以下の通りです。
- 染めたて〜3日目:深みのある濃厚なワインレッド。濡れたような艶感と発色のピーク。
- 1週間後:表面の青紫みが少しずつ抜け始め、透明感のある「ピンクボルドー」や「ルビーピンク」へと変化。
- 2週間後:赤みが柔らかくなり、落ち着いた「ウォームピンクブラウン」へ移行。自然な暖色系ブラウンとしてオフィスでも馴染む。
- 1ヶ月後:完全に色が抜けた段階でも下品な黄色みにはならず、赤みを含んだ「チェスナットブラウン(栗色)」に着地。
都内有名サロンのトップカラーリストは現場の実態を次のように明かします。
「取材やサロンワークで多くのお客様を見ていますが、赤系カラーは退色時に黄色く濁らないのが最大のストロングポイントです。ただし、シャンプー時の熱や洗浄力によって紫の色素が先に抜けてしまうため、最初の1〜2週間でピンクシャンプーやカラートリートメントを週に2回ほど導入していただくことで、サロン帰りの美しい色合いを約1.5倍長くキープできます」
色落ちを遅らせるためには、38度以下のぬるま湯での洗髪や、ドライヤー前の熱保護オイル塗布など、毎日の基礎的なホームケアを徹底することが決定打となります。